- 地域創生や地域活性化に興味がある
- スポーツと地域のつながりについて知りたい
- 将来スポーツや地域貢献に携わる仕事がしたい
近年、スポーツを活用した新たな取り組みを多く目にするようになりました。
そして今最も注目されているのが、「スポーツで地域を盛り上げる」というものです。
プロ野球やJリーグに続き、Bリーグ(バスケ)やWEリーグ(女子サッカー)、Vリーグ(バレーボール)がプロ化しました。
それと同時に、あらゆる地域にプロスポーツチームが生まれ、各地域ではそのプロスポーツチームを生かして地域を盛り上げる施策を練っています。
それではスポーツで地域を盛り上げる、地域創生をすることは可能なのでしょうか?
スポーツと地域創生の相性
結論から伝えると、スポーツで地域を盛り上げること、地域創生をすることは可能です。
その理由は以下の3つが挙げられます。
- スポーツの持つ「賑わい」「人を集める力」
- 情報発信能力が他の産業と比べて強い
- スポーツは街の規模に応じて楽しむことができる
それではこれら3つをより詳しく見ていきましょう。
スポーツの持つ「賑わい」「人を集める力」
スポーツには「賑わい」を生み出し「人を集める力」があります。
これは2022年のサッカーワールドカップや2023年WBCを思い出しても明白です。
おそらく試合をみていた多くの人が日本の代表選手が世界に挑む姿に心を躍らせたことでしょう。
スポーツには老若男女、あらゆる世代の人たちをつなげる力があるのです。
このことからも分かりますが、地元にスポーツチームがあるということは、その地域の人たちの関心を集めることができます。
地方創生も1人では決してできることができず、より多くの人を巻き込んで地域をどうしていくか考える必要があります。
スポーツは、多くの人が集まるきっかけを作るのに最適と言えるのです。
情報発信能力が他の産業と比べて強い
日本のスポーツチームはどの競技を見ても、その規模は中小企業程度です。
よくある中小企業ならば、良いことも悪いことも滅多なことではニュースになりませんが、そこにスポーツが関わると話が変わります。
何ともない小さなことでも、大きく報道されるのです。
例えば、スポーツチームの選手が脇見運転をして事故をすれば勿論ニュースになります。
またチーム内でハラスメントなどがあればそれは全国ニュースになるのです。
今は悪い例をあげましたが、この情報発信能力はチャンスと捉えることもできます。
スポーツチームを活用して地域活性化に取り組めばそれは大きく世の中に報道され、地域の魅力を発信するツールになり得るからです。
スポーツは街の規模に応じて楽しむことができる
近年、日本では多くの競技がプロ化をしていることから、それぞれの地域にあったプロチームで地域を盛り上げることが可能なのです。
例えばプロ野球では100万人の人口が必要だと言われていることから都市圏でないとチームが存続できないでしょう。
しかし、サッカーならばJ1リーグで7万人の人口で存在しているクラブもあります。
J2やJ3であれば工夫次第でさらに少ない人口で持つことできそうです。
また競技を変えてTリーグの卓球ならば500人から1000人の規模でチームを持つことができます。
このように選ぶ競技さえ間違えなければ、どの地域でもプロチームを持つことができ、スポーツによる地方創生を行うことができるのです。
まとめ
これらのことからスポーツは地方創生や地域活性化に適任の産業と言えます。
それぞれの地域にあったが自分たちの地域に適当なプロチームを持ち、そのスポーツで街が盛り上がり、スポーツを生かして地域の魅力を発信する。
そしてそれぞれの地域で育った子供たちが自分たちの地域に誇りを持てるようになったとき、日本のスポーツ産業もまた進歩するのではないでしょうか。
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