「スポーツチームの収益はチケット収入以外に何があるの?」
「スポンサー収入って具体的にどれくらいの収入なの?」
「スポーツチームの収入の内訳を知りたい!」
スポーツチームで働きたいと思っている方の中でも、JリーグやBリーグなどの有名なスポーツチームで働きたいと考えている人は多いのではないでしょうか。
今回は、スポーツチームがどのようなビジネスモデルで収入を得ているのかを見ていきましょう。
Jリーグクラブの収入源を知ることで、Jリーグクラブで働くイメージがしやすくなるね。
それじゃあ、早速みていこう!
広告料収入
広告料収入とは、リーグやクラブを応援してくれる法人や企業から支払われる収入になります。
上記の契約をすることを「スポンサー契約」と言います。
例えば、Jリーグは2015年より明治安田生命とタイトルパートナー契約をしました。
また、Jクラブをみても、ヴィッセル神戸(楽天)、川崎フロンターレ(富士通)、横浜Fマリノス(日産)という様に、日本を代表する企業がプロのスポーツチームとスポンサー契約をしていることがわかります。
クラブは、広告料を受け取る対価としてユニフォームやウェア、スタジアム等にロゴを入れることで、企業や法人の認知度、知名度を広める手助けをするのです。
もっと詳しい内容が知りたい人はこちらをご覧ください。
入場料収入
広告収入の次に大きな収益となっているのが入場料収入です。
J1、J2、J3の平均は下記の通りとなっています。
- J1:約17%
- J2 :約13%
- J3:約7%
上のカテゴリーに行けば行くほど多くのファン、サポーターがスタジアムに足を運んでいることがわかります。
またカテゴリーによってチケットの相場も変わってきます。
J1リーグに所属しているヴィッセル神戸は大人3500円〜11000円です。
それに対してJ3に所属する長野パルセイロは2100円〜3600円です。
チケット担当の仕事内容が知りたい方はこちらをご覧ください。
Jリーグ配分金
Jリーグ配分金とは、Jリーグから各クラブに支給されるお金のことである。
配分金の種類は以下の5つに分けられる。
- 事業協力配分金
- 理念強化配分金
- 降格救済配分金
- ACLサポート配分金
- toto交付金
またこちらの配分金の金額ですが、2017年にDAZNと契約したことにより支給金額がかなり増えたそうです。
各クラブはこの配当金をうまく利用してトップチームへの投資や若手の育成、スポーツ振興をしていきます。
物販収入
物販収入とは、ユニフォームや関連グッズの売り上げのことです。
試合当日は、クラブのファン、サポーターの多くが自身のクラブのユニフォームやグッズを購入します。
アウェイの試合を観戦しに行っている場合は、アウェイのレプリカユニフォームやタオルマフラーを購入します。
このように年間を通じて多くのファンが物販の購入をしたいと思えるようにPRしたり、商品企画をすることが求められます。
その他
その他、収入はJクラブが実施している事業内容によって変わってきます。
スタジアムを所有しているクラブであれば、スタジアム施設内で発生する売り上げが挙げられます。
スクール事業を実施しているJクラブでは、月会費などのアカデミー関連の収入があります。
またスポーツ業界ならでは収入としては、所属している選手の移籍金収入が挙げられます。
選手が他のチームに移籍する際に発生する収入で数百万〜数千万円のお金が動きます。
2023年度サッカーJ1リーグの収益
最後に、2023年の実際の収益の金額やその割合を見ていきましょう。
上記の表からも分かる通り、広告収入はクラブの生命線といっても過言ではありません。
しかし、広告収入だけ頼りすぎると、スポンサー企業の業績にクラブの業績も左右されてしまうのであまり良いこととは言えません。
そのため、多くのクラブはスポンサー収入以外の入場料収入や物販収入、また新たな収入を生み出すための施策を考えるのです。
各クラブが力を入れている事業は違うので、自分の好きなチームがどこに力を入れているのか分析して見るのも面白いかもしれませんね。
まとめ
以上がプロスポーツチームの主な収入源についてでした。
広告料収入、入場料収入、物販収入はJクラブを支える3本柱とも言われています。
これら3つがバランス良く収益が増えていくことがJクラブ運営には欠かせないと言われています。
自分の好きなチームがある場合は検索すれば簡単に出てきますので、気になる方は是非調べてみてください。
こちらのリンクはJリーグが公式に発表している「クラブ経営情報開示資料」になります。
是非参考にしてください。
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