- プロスポーツチームの運営業務に興味がある
- 将来スポーツチームの運営業務をしてみたい
今回のテーマはプロスポーツチームで働く運営担当のリアルな仕事内容です。
運営担当というとイメージしやすいのは、試合当日の試合の運営業務かと思います。
選手にストレスなくプレーしてもらう、またお客さんの安心と安全のもと最大限楽しんでもらうことを支えるプロスポーツチームで最も重要な仕事といえます。
今回はそんな運営業務についてより詳しく見ていきましょう。
運営部署の人って試合がない日は何をしているの?
たしかに運営部の人って試合以外の日に何をしているか分からないよね。
今回は運営部のお仕事について詳しく説明するね!
プロスポーツ運営担当の仕事内容
運営担当の主な仕事内容として以下が挙げられます。
- 所属しているリーグとの連携
- 試合に向けた準備
- 試合当日の試合運営
それぞれの具体的な内容について見ていきましょう。
所属しているリーグとの連携
運営担当は、現在のチーム状況を把握したうえで、リーグが提示するルールや規定をクラブに落とし込まなくてはいけません。
例えばJリーグであれば、スタジアムの収容人数に対して3%以上はビジター専用席を設けなければいけない(2024年時点)などです。
また他にもリーグ戦の年間を通じた日程調整も運営担当の仕事です。
リーグ戦の年間スケジュールを決めるさいに、どうしてもスタジアムが使用できなかったり、町のイベントなどでホームゲームができない場合があります。
そのような日にホームゲームが入らないように調整をしなければいけません。
試合に向けた準備
さて、いよいよ試合に向けた運営担当の仕事内容をみていきましょう。
試合までの準備では主に以下の3つのことを行います。
- アウェイチームとの連携
- 試合関係者との連携
- サポーターとの連携
アウェイチームとの連携
アウェイチームとの連携では、選手が着用するユニフォームの色や到着時刻、控室やアップ開始時刻などの調整を行います。
このときやりとりをするのはアウェイチームの運営担当です。
どちらのチームの選手もストレスを感じることなく、快適プレーできる環境を作ります。
余談ですが、アウェイチームの運営担当同士は仲が良く、協力的に運営業務を行っています。
試合関係者との連携
次に試合関係者との連携です。
試合関係者とは、試合に関わる全ての人や企業、行政のことを指します。
たとえば、交通規制を行う警備員や、スタジアム設営をするアルバイト、試合運営をサポートしてくれるボランティア団体や、試合演出のスタッフなどです。
事前に来場者の予測人数や実施するイベントの内容を連携することで、試合当日の運営をスムーズに行えるように協力します。
サポーターとの連携
最後にサポーターとの連携です。
ここでいうサポーターとはゴール裏をまとめるサポーターのことを指します。
※ゴール裏のサポータは、コールリーダーや鳴り物リーダーがいて、チームを応援するサポーターのことです。
チーム状況や季節によってサポーターからチームを鼓舞するための提案があったりします。
具体的には、ゴール裏のサポーターでコレオを掲げたり、大きな横断幕を用意したりなどが挙げられます。
運営担当はチーム状況を見ながらサポーターと次の試合で何をするかの調整を行います。
試合当日の試合運営
試合当日は、どのスタッフよりも早くスタジアムに行き、試合運営の準備を始めます。
試合日までに連携をとってきた各団体との最終調整や、スタジアムアナウンスに問題がないか、またトラブルが起きていないかなど、あらゆることに目を配りながら運営業務を進めます。
試合開始後は、試合終了後の準備をしながら、サポーター同士で揉め事が起きていないか、購入した座席以外で不正に観戦をしている人がいないかなどのチェックも厳しくチェックします。
試合が終了し、全てのお客さんがスタジアムを出るまで一息をつく間もないほど、とてもタフで重要な仕事です。
運営担当の仕事内容まとめ
運営担当に必要なスキルは、リーダーシップ、コミュニケーション力、判断力です。
あらゆる団体と協力をしながら試合がスムーズに運営できるよう調整をし、イレギュラーな対応に対しても冷静に判断をすることが求められます。
とても大変な仕事ですが、運営担当はサポーターとの距離が最も近く、勝利の喜びや敗戦の悔しさをともに分かち合えるやりがいのある仕事でもあります。
この記事を読んで運営業務に興味を持った人はぜひ挑戦して見てください。
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