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スタジアム・アリーナ大改革時代|新スタジアム・アリーナがもたらすスポーツ産業への影響

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最近、新スタジアム完成!や20○○年新スタジアム完成予定といったニュースを耳にしませんか?

実は今、日本はスタジアム・アリーナ大改革時代なのです。

Jリーグでは、サンフレッチェ広島がエディオンピースウィングスタジアムができたり、Vファーレン長崎も現在スタジアム建設中です。

このように皆さんの地元や隣町にも新スタジアムが完成していたり、建設予定だったりするかもしれません。

それでは、なぜ最近になってこんなにもスタジアムやアリーナの改革が盛んなのでしょうか。

今回はその理由を考えていきたいと思います。

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スポーツ市場規模15兆円達成に欠かせないスタジアム・アリーナ改革

日本再興戦略2016に「スポーツ産業の成長産業化」が掲げられました。

その中で、スポーツ産業が2025年までに15兆円を目指す上で最初に取り組むべき課題がスタジアムアリーナ改革なのです。

その理由は、スタジアムやアリーナの修繕や新設をするとなれば数億円から数百億円が動くことになります。

つまり、15兆円を目指す中でこのスタジアム・アリーナの新設や修繕が最も読みやすく手っ取り早いからです。

2017年6月にスポーツ庁・経済産業省より「スタジアム・アリーナ改革ガイドブック」が発表されました。

その中にある「本ガイドブックのねらい」には以下のように記されている。

スタジアム・アリーナはスポーツ産業の持つ成長性を取り込みつつ、その潜在能力を最大限に発揮し、飲食・宿泊、観光等を巻き込んで、地域活性化の起爆剤となることが期待されている

スタジアム・アリーナ改革ガイドブック

また、すでに具体的な数値目標も「未来投資戦略2017」に記されています。

それは2025年までに全国に20箇所のスタジアム・アリーナの実現を目指すというものです。

スポーツ産業の歴史の中でここまで明確に目標を掲げて産業の発展に取り組まれたことは一度もなく、政府が本気でスポーツ産業を日本の基幹産業にしようとしていることが分かります。

これらの理由から日本は今スタジアム・アリーナ大改革時代と言えるのです。

それでは、実際にスタジアムやアリーナが変わるとどのような影響があるのかを実例を交えて見ていきましょう。

アメリカのスポーツ産業発展の秘密はスタジアム改革にあった

スポーツ市場規模60兆円のアメリカも数十年前までは、日本とそれほど変わらないスポーツ市場規模でした。

そのアメリカがどのようにしてスポーツ産業を発展させてきたのか。

全てはカムデン・ヤードのスタジアム改革に原点があったのです。

かつてのMLBは選手によるストライキの影響もあり、観客動員数が低迷し閑古鳥が鳴くスタジアムが多く見受けられました。

そんな中1992年にメリーランド州ボルチモアに建設されたのが「カムデン・ヤード」スタジアムです。

このスタジアムは街の中心にあり、スタジアム内にはカフェやスポーツバー、ギフトショップなどが併設されており、試合のない日にもファンや観光客が集まる空間になりました。

この事象を見たアメリカの資産家たちはボールパークは儲かると確信をして、各球団のスタジアムを次々と改革していったそうです。

スタジアム内の施設が賑わえば、当然試合を見に来る人やショップに足を運ぶ人も多くなります。

そして試合のない日は、スタジアム内の施設で憩いの場として活用したことにより、スタジアムを中心とした街づくりに成功したのです。

まとめ

アメリカのスポーツ産業発展の歴史を見ても分かるとおりスタジアムには人を集め賑わいを生み出す力があります。

またスタジアムやアリーナが変わることで経営が大きく改善されたり、新規の競技ファンを作るきっかけにもなりうるのです。

もし地元や隣町に新スタジアムや新アリーナができるということであれば、それにより街がどのように変化していくのかを観察するのも面白そうですね。

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